こんにちは!
今日は、精神科の薬についてお話ししたいと思います。
コーチの仕事をしていると、よく人から精神科の薬を取ることについてどう思うかと聞かれることがあります。
その際に私がいつも言うのは…
人によっては、精神科の薬を取った方が良い場合もあります。
もし双極性障害やうつ病などの、薬を取らないことで日常の生活に影響を及ぼすような病気を患っている場合は、薬は不可欠だと思います。
しかし私がよく見るのは、メンタルに関する悩みを元々の原因が何かを突き止めることをしないままただ薬で解消しようとするケースです。
眠れないからといって病院に行き、ただ眠れないと言う理由だけで睡眠薬をもらって飲み始める。
でも眠れないのには、元々何かしらの理由があるから眠れない場合も多々あると思います。
なのですぐに薬に頼るのではなくて、そもそもなぜ眠れないのか、何が原因で寝れないのかをまず最初に考えても良いのでかないかと思います。
なぜならそれらの症状の原因となっているのはメンタル的なものが多く、薬を飲まなくても直すことが可能だからです。
その例として、私のプライベートセッションを受けている女性のまさよさん(仮名)のお話をしたいと思います。
私がまさよさんに最初にお会いした時は、彼女はひどい不安感に悩まされていました。
それがあまりにひどい時は、日常の生活にも支障をきたすほど。
でも頑として薬は絶対に取りたくないとおっしゃっていました。
なぜなら、私のところにご連絡いただいた何年か前に精神科に相談しに行ったところ薬を勧められて飲み始めたらしいのですが、それで不安感が解消したわけではなく、ただ症状を薬で抑えているように感じがして良い気分ではなかったので、しばらくして薬を取るのをやめて私のところにご連絡いただいたとのことでした。
それからまさよさんと週一回のセッションを始めたのですが、セッションを進めて行くにつれて、彼女の過去に起きたことがメンタル的にトラウマになっていること、またずっと長い間押し殺してきた彼女の感情が、不安感を引き起こしている原因だということが分かりました。
まさよさんは自分の感情を押し殺すことが当たり前になってしまっていたことから、セッションを始めたばかりの頃は、ボコボコ沸騰したお湯の入った鍋に無理矢理蓋をしているような状態でした。
なのでまず一番に私がしたことは、まさよさんが鍋の蓋を開けて湯気を出せるようにしてあげる、すなわち、ご自分の感情を押し殺す癖を直して、少しづつ感情を表に出せるようにサポートしました。
またトラウマになってしまっていた過去の記憶についても、セッションを重ねるごとにご自分で向き合うことができるようになったことから、少しづつ彼女の中でトラウマを消化ができるようになっていきました。
その甲斐あってしばらくしてからまさよさんは、不安感から解放されて、人生を穏やかに、また楽に生きられるようになったんですね。
もちろん不安感をなくすまでの過程にはある程度時間が掛かりましたし、まさよさんの変わりたいという気持ちと行動力があったからこそ実現したことだと思うので、薬を取るのとは違って、一晩で変化を感じられるようにはなりません。
でもその代わりに、まさよさんは自分の不安感の元の原因を突き止めきちんと解消したことで、何かに頼らずに不安感を直すことができましたし、今後以前のような状態に戻ることはないと思います。
今回のブログで私がお伝えしたいことは2つ。
- メンタルの問題は物によっては薬に頼らなくても直せる物もある。
- メンタルの問題を解消したいのであれば、まずその原因となっている源が何かを突き止める必要がある。
もしメンタルで悩んでいるけれど、今まで一度もコーチングやカウンセリングのセッションを受けたことがない場合は、一度セッションを試してみることがお勧めします。
もしすでに薬を取っているのであれば、薬を取りながらセッションを受けることもできますが、セッションを受けずにただ薬だけに頼るのは、私は個人的に賛成しません。
薬は症状を抑えるだけで治療をするものではないので、メンタルをある一定に維持するためには薬を一生飲み続けなくてはいけなくなります。
これは、傷を治療をせずにただ絆創膏を貼って治った気持ちになるのと同じだと私は思います。
最近、ただ医者に勧められたからという軽い気持ちで薬を取っているという人をよく見かけますが、もし少しでも疑いの気持ちがあったり、他に方法があるのではないかと思う場合は、コーチングやカウンセリングを受けてみて欲しいと思います。
1、2回受けるだけでも、あなたのメンタルの問題の原因を突き止めることができると思います。
そうすることで色んなことが明確になるので、その時点で改めて自分には薬が必要なのかどうかを判断しても良いかと思います。
今回は、精神病の薬について私の意見をお話ししました。
少しでも参考になれば嬉しいです。
**************
今回のブログ、いかがでしたか?
ご意見やご感想などございましたら、ぜひ下のコメント欄で教えてください。
また気になることやご質問なども同時にお待ちしてます。
ではまた次のブログでお会いしましょう♪