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誰もが持ってる人には言えない秘密

〜ライフコーチみゆうのブログ〜

2025年2月21日

こんにちは!

今日は、以前主人に言われて私が影響を受けた一言についてお話ししたいと思います。

主人と知り合って2年ほど経ったある日…

何てことないことから主人の小学校時代の話になりました。

その時に、学校の先生の一人からオフィスに呼ばれて、二人きりになった時に嫌らしいことをされそうになったことを話してくれました。

幸い主人はすぐに先生を振り払って部屋を逃げ出したので無事だったそうなのですが、まだ性がどのような物か知らない年齢でそのようなことをされ、ましては相手が男の先生だったこともあり、混乱した気持ちと恥ずかさで長い間誰にも言えなかったそうです。

それから月日が経って大人になった主人はある時、ずっと黙っていた過去に起こったことについて考え始めます。

「自分は何も間違ったことをしていないのに、何で秘密にしなくてはいけないんだろうか?」

元々表に出るのが好きで明るく社交的な主人なので、そのような暗い部分があることに耐えられなくなったんだと思います。

そして主人が考えた方法というのは・・・

自分が恥ずかしいと思う出来事を、まず普通に話せるようになろう

と言うことでした。

そしてそれに慣れたら、次は「それを笑い話として話せるようにしよう

最初に主人に先生にされたことを聞いた時も、主人は面白おかしく話してくれたのを覚えています。

あまりに面白い話をするように話し始めたので、結末が深刻でちょっとビックリしましたが、最後に自分で見出したネガティブな体験を克服する方法も話してくれたので、「なるほどな」と納得できました。

ちょっと荒療治な感じもしますが、確かに自分が恥ずかしかったり隠したいと思うことを話せるようになれば、気持ちが軽くなる可能性はあるかと思います。

なぜなら、隠そうとすればするほどその秘密がどんどんタブーな物になって行って自分が苦しくなって行くからです。

でももし一回でもその話を誰かに話すことが出来れば、その重みはずっと少なくなると思いますし、まして面白おかしく話せるようになればもうタブーではなくなって、解放感が得られると思います。

私はそのことを主人に教えてもらってから、自分が隠して来たことを少しづつ話すようにしてみました。

私は小学校の頃からよく痴漢にあっていて、バレエのレッスンで夜一人で歩くことが多かったからというのもあると思いますが、男性に追っかけられた時も何回かありますし、昼間公園の近くで無理矢理どこかに連れて行かれそうになったこともあります。

また高校に入って電車通学になってからは、車内で身体を触られたりすることはしょっちゅうありましたし、一度若いサラリーマンに目をつけられてから毎朝同じ車両に乗って来られて痴漢をされるようになったので、病む得ずもう一本後の空いている電車を使うしかなくなり、遅刻ぎりぎりで通っていた時もありました。

私は4歳からクラシックバレエを習っていて、小学校から22歳までバレエ一筋でプロを目指していたので、男の子を好きになったことはありますが、性に関しては全く知識がありませんでしたし、興味もありませんでした。

また私は父親と接する機会が殆どなかったので、大人の男性のいない環境で育ったことから、男の人がどういう物なのかも分からなかったんですね。

そんな状態で追いかけられたり木の陰から出てきて露出されたり、いきなり身体を触られたりしたので、戸惑いを感じると同時に、段々自分に問題があるように錯覚して来てしまい、自分を恥じるようになって行きました。

その後19歳でアメリカに留学して痴漢に遭うこともなくなり、初めての彼氏が出来て男性の印象も変わっていきましたが、それでも数々の痴漢の話を誰かに話したことは一度もありませんでした。

主人に出会うまでは、私の心のクローゼットの奥深くにタブーな物として保管していたんですね。

でも日常生活でそのことについて思い出すことはなかったとはいえ、友達との会話などで痴漢などの話になると鳥肌が立つような感覚があって、自分が痴漢に遭った時の映像が頭に流れたりもしました。

だからと言って誰にも話すことができず、そのような状況になると、平然を装って他の話題に変えようとしていたのを覚えています。

でも勇気を持って少しづつ話し始めると、鳥肌が立つような感覚がなくなって行き、段々色んな人にオープンに話せるようになって行きました。

そして話す回数が増えるごとに、自分の気持ちが軽くなって行ったんですね。

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みんな誰でも、誰にも話せないタブーな体験談を持っていると思います。

そのような話は、心のクローゼットにしまわれていて、普段は気にすることはないと思いますが、それが自然となくなることはなく、そこにずっと居続けるで、知らず知らずのうちにそれが自分の感情に影響を及ぼしたり、ちょっとしたことからそれが引き金になって精神的に病んでしまったりすることもあると思います。

私は勇気を持って少しづつ自分の秘密を話したことで、人生が大きく変わったと思います。

もし今回のブログを読んで自分も何かやってみたいと思う場合は、まず信頼できる人や専門家に話してみたり、無名でSNSなどに書き込みをしたりすることから始めてみると良いと思います。

でもその時にポイントになるのは…

このエクササイズの目的は、自分の秘密を心のクローゼットから出すきっかけを作ることなので、自分が一方的にシェアできて、話し相手や周りからの批評やアドバイスをブロックできる環境を作ることです。

もちろんシェアをして誰かから共感を得られれば、その後より秘密を話しやすくなる場合もありますが、もし誰かに批評されたり自分が聞きたくない反応があった場合、シェアしたことを後悔し、より秘密を話さなくなってしまうと思います。

なので、誰に話すのか、どのような環境でシェアするのかがポイントになりますので、このエクササイズをやる場合はその点を十分注意して下さい。

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今回は、心のクローゼットに保管されている秘密についてお話ししましたが、いかがでしたか?

ご意見やご感想などございましたら、ぜひ下のコメント欄で教えてください。

また気になることやご質問なども同時にお待ちしてます。

ではまた次のブログでお会いしましょう♪