こんにちは!
今日は、批判することについてお話ししたいと思います。
私がコーチの資格を取るためのコースを取った時に一番最初の授業で習ったのが、批判するのをやめるという物でした。
コーチというのは、お客様が目標を達成したり、お客様が望んでいる物を手に入れられるようにサポートするのが仕事ですが、基本お客様にアドバイスをするというよりも、お客様本人がご自分では気付かないことだったり、何となく分かっているけど形にできない物を明確にできるよう導いて行く方法を主に使います。
というのもコーチの主義として、
自分のことは自分が一番良く知っている
という考え方があるからなんですね。
どんなに悩んだり混乱したとしても、自分が何が好きか嫌いか、何が得意で不得意か、何が自分には合っていて合っていないか、など、自分が一番良く分かっていると思います。
なのでコーチは、お客様が元々持っている奥深くに眠っている答えをご自身で見つけられるようお手伝します。
そのようなプロセスでお客様と一緒に答えを探して行くので、まずコーチの資格を取るにあたって第一条件となるのが、自身が精神的にしっかりしていなくてはいけないということです。
お客様が答えを探す過程で、感情的な出来事や思い出などを振り返ったりしなくてはいけない時もあるので、そのような時にもしコーチが自分の精神的な問題などを整理していなかったら、お客様と一緒になって落ち込んでしまったり感情的になってしまってサポートどころではなくなってしまうからです。
なのでコーチの授業で一番最初にすることは、まず自分と向き合うこと。
自分が悩んでいることだったり、自信がないことだったり、未解決な精神的な問題と向き合うことで、どんな悩みを持ったお客様とのセッションでも精神的に揺るがずにサポートできるようになります。
その中で一番重要になってくるのが「批判するのをやめる」ことなんですね。
人というのは無意識のうちに、毎日数えきれないぐらい批判をしています。
それは自分自身のことでもありますし、周りの人や周りで起きてることなどに対しても常にしてしまっているんですね。
朝起きて…
- 「起きたくないな~。だから昨日早く寝れば良かったのに。本当自分に甘いな」
- 「やっぱりこの服高すぎたよな」
- 「なんで髪の毛がこんなにくせ毛なんだ~」
- 「顔が超疲れてるし~」
外出先で…
- 「近所の~さん。朝からだらしないな~」
- 「なんでこの人こんな色のスーツ来てるんだろう?」
- 「こんな所でギャーギャー騒いで、マナーがなってないよ」
- 「どういう子育てをしてるんだか」
- 「何この不味そうなランチ」
意識してみると、1日もの凄い数の批判をしていると思います。
そしてそのうちの大半に当たるのが、自分が知らない人や知らないことに対してだということにも気付きます。
私達は何の根拠もなく、ぱっと見ただけの印象だけで特定の人や物事について勝手に解釈をして批判してしまう傾向があるんです。
そしてそのような癖が、自分の考え方や物の見方を小さくしてしまう大きな原因の一つなっているんですね。
もし雑誌に載っていたケーキをぱっと見て「不味そう」と思ったら、実際の味は全く分からないのにも関わらず、それを買いにに行こうと思うことはほぼないと思いますし、紹介された人とちょっと挨拶を交わしただけで、「この人、性格悪いだろうな」と少しでも思ったら、その人と仲良くしようとはしないと思います。
私は「批判する」について初めて学んだ時に、自分が今までどれだけ自分自身や色んな物事に関して批判をしていたか、またそれを無意識にしていたことで色んなことに対して盲目になっている自分がいたこと、また自分の世界がとっても狭くなってしまっていたことに気付きました。
またそれが原因で、常に人と自分を比べてしまったり、他人の目線や常識に縛られている自分にも気付きました。
でもそれらに気付いてからは、批判をしないことを意識し始め、そのおかげで周りの目や意見を気にしたりすることがなくなり、制限なく自由に楽に生きられるようになったと思います。
もし人の目が気になりやすかったり、何となく人生が生きづらいと思ったり、ストレスが溜まりやすいという場合は、まず自分が普段からどれだけ批判をしてしまっているか、ちょっと意識してみてください。
少し試してみるだけでも変化が感じられると思います。
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