こんにちは!
今日は、親との関係についてお話ししたいと思います。
あなたはご両親と仲が良いですか?
私は自分の親とは仲が良い方ではないと思います。
父親は私が中学ぐらいの時に家を出て、それから何回か会いましたが、共通点が何一つないことを確信した22歳の時の父との会話を最後にその後一度も会っていません。
母親はその反面子育てに熱心で、私のことを自分のことのように心配して昔から色々やってくれたと思います。
でもそれが行き過ぎてしまって高校ぐらいから、母親が私の生活の全てのことを決めるようになりました。
私は自分の意見を言えず、精神的に追いつめられ、居場所がなくなってしまったような状態になってしまいました。
それが理由の一つでアメリカに留学することを決めたのですが、アメリカに行った後も母にコントロールされるのを恐れて、電話をする時も最低限の報告しかしていなかったことを覚えています。
でもやはりどこかで、たった一人の親である母親と仲良くなりたい。という気持ちを捨てきれずにいたんですね。
なのでアメリカに住んでいながらも、母親との距離を縮めるために私なりに自分が悩んでいることだったり、嬉しかった出来事などを少しづつ積極的に話していくようにしました。
でも悲しいことに、私が期待しているような返答が返ってくることはなかったんですね。
もし自分が悩んでいることを話せば私の行動や考え方を批判してくる。
じゃあ嬉しかったことをシェアしよう!と思って楽しかった出来事について話せば、知らず知らずのうちに母親の自分の自慢話に切り替わってしまう。
心の中で「どうして私が望んでいる返答をしてくれないんだろう···」
と思いつつもどうすることもできず、今回は違うかもしれない!と自分に言い聞かせ、また積極的に話してみてガッカリする結果になる···
毎回それの繰り返しでした。
それからというもの、母との会話ではとにかくプライベートな話は避け、自分の精神的なコンディションが良い時にしか話さないようにして(普通な状態でも話した後に気分が2段階ぐらい落ちるので)、母との関係を縮めようとすることを諦めることにしました。
しかしそれから10年以上が経ったころ、私がコーチになるためのクラスで学んだことが、母親との関係を変えるきっかけとなります。
それは、親の言うことを感情的にならずに受け止める
というものでした。
聞くだけだと凄くシンプルだと思いますが、自分の親から言われたことを感情的にならずに受け止めることってとても大変だと思います。
たとえ他の人から言われても何とも思わないことでも、親から言われると何か感情的になってしまうことって多いですよね。
私はそれをきっかけに、親との関係で「何が一番辛いんだろう?」と考えるようになりました。
そして行き着いたのは、自分の理想像と自分の親を無理に重ねようとしてしまっているということでした。
私の中で母親というのは、
娘が相談したら何も言わずにただ「うんうん」って聞いてくれるもの。
嬉しいことをシェアしたら母も一緒になって「わ~、良かったね~」って言ってくれるもの。
という理想の像があって、それに重ならない自分の母親に毎回イライラしていたんですね。
もちろん理想のお母さん像に自分の母親が重なるのがベストですが、お互いの性格上そうはいかない場合も多々あると思います。
だからと言って、親を自分の理想像に重なるように変えるのは無理ですよね。
私はそのように考えるようになってから、母親との関係が少しづつ変わって行きました。
自分の理想の母親像を追いかけるのをやめて、母親を一人の人間として見れるようになったからです。
もちろん関係が変わったと言っても母親と親友になったわけではないですが、前と大きく違っていると気づいたのは、私がイライラしなくなったということです。
また母親を一人の人間としてみるようになったことで、今まで感じたことのなかった、母親なりの私に対する愛情も感じられるようになりました。
子供として、たとえ何歳になっても親の愛情を感じられることほど嬉しいことってないですよね。
母親との関係が変わってから10年以上経ちますが、今ではお互いにメールを頻繁にする仲にまでなりました。
もし親との関係がギクシャクしてしまっている人は、一度自分の親に対する見方や考え方を少し変えることを試してみてください。
関係が改善する一歩に繋がると思いますよ。
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